産後うつかと思いきや双極性障害(Ⅱ型)でした。というわけで治療開始してもうだいぶ経ちました。
加藤忠史「脳(ブレイン)バンク 精神疾患の謎を解くために」を読んでいます
まだ読書は途中ですが「私は死後脳を提供する」と決めました。
ただ機関としての「脳バンク」が現状どうなっているのか、発行年の2011年から変わっていることも多いと思うので調査は必要。東北ブレインバンク以外にもアクセスのよいところに機関があればそこに頼みたいと思います。
脳バンク、精神疾患患者の死後脳を保存し、研究し、「これからの精神医学」に役立てるもの。
自分の病は耐え難い思い出の集積で、今すぐにでも死にたい気持ちを抑えながら暮らしておりました。死んだらただ燃やされ無機物となって宇宙に還りたいと思っていました。次の人生は望まない。ただ無機物になって世界のどこかに埋もれてしまいたい。死にすら希望はなかったのですが、もし私の体の一部でも、将来の精神疾患患者の治療や発症予防の役に立つのなら、どうか脳だけは燃やさず役立てて欲しいと。
「将来の精神疾患患者」のうちには、おそらく双極性障害の発症に関する遺伝子を受け継いだ私の娘たちも含まれます。どうか彼女たちには、私のような耐え難い日々が訪れませんように。いままで彼女たちを思うとき「ストレスとの付き合い方を教えねば」「精神科やカウンセリングに頼ることを教えねば」そう対処に追われていたのですが、もしかしたら、私の死後脳そのものが治療や発症予防に役立つのかもしれない。
やっと己の死のうちに一つの希望ができました。
読書も難しい時間が長かったですが、やっと読めるようになったとき、希望を持てる書籍や情報を手に入れられて余計にうれしいものでした。
他、「救われた」書籍のご紹介。