ほぼ黒ワンピース生活|双極性障害Ⅱ型の治療ログ

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2023/03/06 診察メモ

2023/3/06 診察メモ



今日もよろしくお願いします。

診察ではお話しできない症状やエピソードが多いので書面にてお伝えさせていただきます

ビプレッソ徐放剤50mg服用後の状態

ビプレッソの処方につき、今までラミクタール(ラモギトリン)しか飲んでこなかったのでやや不安がありました。PMDAで副作用情報などを調べて慎重に飲み始めました。

 

1週目 2/20-2/26

1日目 2/20 月

夕飯を19時に済ませ、21時頃服用。服用後しばらくして「口が乾く感じ」があったが、併せて眠剤の服用もしたためそのまま就寝した。

2日目 2/21 火

2/21朝に口渇感と疲労感があった。怠かったが朝7時になんとか起きて子どもの朝食の準備をし、長女を送り出して8時頃にはまた寝込んでしまった。次女の保育園送りもできそうになかったので自宅保育にする、と夫に言ったが、夫が次女を保育園に送って行った。

次女登園・夫出勤後は休息したが、長女に持たせ忘れたものがあったので昼前に起床し小学校へ行った。小学校の教室で長女の学友と話すに、子どもはエネルギーがあって良いな、と羨みと慈しみの混ざった情を感じた。

自転車で移動し、用を足したのちはスーパーで買い物をした。帰宅後また寝込む。

新しい薬を身体に受け入れる段階なのだ、と思い休息に努めた。

夕方は自転車にて次女のお迎えと習い事の送迎ができた。夕飯の調理はできず、親子ともインスタント食品で済ませた。入浴はお湯を浴びるだけ。髪も洗いたかったが、洗うことができなかった。

早めに就寝したかったが夫が寝室に入ってきて入眠が妨げられ、辛かった。

 

3日目 2/22 水

起床は辛かったが長女の朝支度を済ませて、ついでに自分も朝の洗顔とメイクができた。メイクは出来たが疲労感は強く、一動作するたびため息をついてやっとだった。

次女の保育園送迎は夫に車の運転を頼んだ。夫の出勤と次女の送迎のあとは家に戻り、短時間だが部屋の掃除とデスクワークができた。一方で注意散漫になり、長女の学校連絡帳に書き漏らしをしてしまい、担任の先生にご負担をおかけした。

口渇感は引き続きあるが、水分を摂ることで凌げる範囲だった。

 

4日目 2/23 祝・木

8時頃に起床。夫に子どもたちをまかせて家で休息した。

Twitterで統合失調症患者さんのエッセイ漫画を読んだ。精神科病棟は私より激烈な症状が出ている人のためにも空けておかねばならないと考え、服薬と生活リズムの調整で病状を平定させたいと思った。

昼食後に眠気を感じたので布団に入ったが、15分程度の午睡ですっきりして起き出すことが出来た。いつもは夕方まで寝こけてしまい子どもたちを3‐4時間放置してしまうが、15時に起きておやつを出すことができた。

夕方に頭が重い感覚があり家で休みたかったが、子どもたちの公園遊びに付き添った。運動ができる体調ではなく座って見るだけで、寒さに凍えるばかりだった。子どもたちの元気さが眩しい。

 

5日目 2/24 金

7時頃に起床し長女の朝食と登校準備をした。朝食準備の間に浮動性眩暈を感じた。

長女の登校に際し、マンションの玄関まで付き添って欲しいと請われたので付き添った。学校まで来てほしいと更に請われたが、朝の洗顔もできていない状態だったのでできなかった。家に戻ると忘れ物に気づき、結局学校まで外出することになった。眩暈があったので辛かったが、朝に無理やりでも一定程度身体を動かして身体にエンジンをかけていくのも一日を過ごすうえでは大事なのだろう、とも思った。

アステラス製薬の医薬品情報サイトを見て、副反応が複数出現していることが分かったが、気分安定効果も感じているので医師や薬剤師への相談を迷う。

日中は実家の雑木林の手入れをした。体調面の不安があったが、だいたいリラックスして作業に当たれた。昼頃には眩暈の体感もなかった。

夕方に帰宅し、疲労はあったが充足感が強く、気分は落ち着いていた。

昼の服薬をしそびれたので夜にまとめて服薬した。

 

6日目 2/25 土

子どもたちを土曜保育に預けて休息し、家事をした。昼の服薬後は午睡をとった。

子どもたちを迎えに行った後は家族で外食をし、次女の癇癪にいらだちつつも落ち着いて対応できた。家族と話し、思い出し笑いをしたり、気分は良かった。

一日を通して、口渇感や浮動性めまいは感じなかった。

 

7日目 2/26 日

家族で外出した。

早起きと荷物の支度とで忙しかったが、夫も子どもたちの世話をしたのでスムーズに外出できた。予定通りに早く到着し、障害者手帳の提示であれこれ無料になり家計が助かった。いつもは出し渋るが、子どもたちを観覧車やメリーゴーランドに乗せてあげられた。園内でおにぎりを食べて帰宅。

帰宅後は片付けをして1時間ほど休んだ。子どもたちと図書館に行き、買い物をして帰宅した。夕飯の調理ができた。うろ覚えのレシピで作ったすき焼きが好評で良かった。

 

1週目まとめ

服用当初は口渇感やめまい、だるさの副作用を感じたが、次第に気にならない程度に落ち着きました。

一方で気分は落ち着いており、悲観的になったり自責・自罰感が出ることも少なかったです。概ね穏やかに過ごしているので夫や子どもの機嫌も良く、家庭内が明るかったです。

 

2週目 2/27-3/5

8日目 2/27 月

朝からスムーズに動けた。長女を送り出し、次女の登園には自転車を使った。帰路そのまま買い物に行った。

帰宅後家事をして休息をとった。ランチも昨夜の残り物をアレンジして比較的まともなものを食べた。布団に入り少しうとうとし、起きて後は少しパソコンに向かって書き物や通販の注文をして、次女のお迎えに行き下校中の長女と合流した。 

口内炎が出来た。以前から、食いしばりと顎関節症のため口内が傷つきやすい。歯科の予約を取らないといけないが、億劫に感じて着手できない。

次女が夕方から咳き込みだしたので自宅内隔離をした。

口渇感は少しあり、眩暈は感じなかった。

 

9日目 2/28 火

次女の咳が続くので次女の保育園と長女の小学校を休みにした。関係各所(学校・保育園・習い事・学童保育)への連絡が非常に億劫であった。自宅保育も骨が折れるところだった。イライラする気配があったので久しぶりにアルプラゾラムを頓服した。

眠気が一日中あり、育児もそこそこに寝こけてしまった。一日中パジャマで過ごした。

お昼ご飯はデリバリーで済ませた。服薬して午睡をとった。

 

10日目 3/1 水

次女の咳に加えて熱と鼻水の症状も出たので、子どもたちは引き続き休みにした。

夫が早く起きていたのに小学校や保育園への連絡もしておらずイライラした。起き抜けに急いで電話連絡を回し、朝から疲労感が強かった。

小児科も発熱外来にかかることになり、時間指定がされたが子どもたちの支度が遅くなり間に合わず、次の予約時間に回ることになった。「病院のみなさんや次の患者さんに迷惑をかけてしまった。申し訳ない。罪深いことをした」と思考し自罰感や自責感が強く、希死念慮も出現した。健常な方なら「あーあ遅れちゃった」程度で済むであろうに、双極性障害の混合状態での思考により自責感や自罰感まで生じることに疎ましさを感じた。

次女はコロナもインフルエンザも陰性で、自宅療養に努めた。

学校や保育園に電話連絡を回し、一息つきたかったが長女がオンラインゲームを一緒にやろうと請うので休息できず辛かった。また、早めに就寝したかったが夫が寝室に入ってきて性行為を迫るため、入眠が妨げられ、辛かった。次女も隣で寝ているのに一切の配慮も思慮もない様に呆れるばかりだった。ゆっくり寝かせてももらえないなら、死なせてほしいと思った。 

 

11日目 3/2 木

長女は登校し、次女は自宅保育とした。次女の熱も下がり元気が戻ったので一安心だった。一方で私はよく眠れなかったので身体が重怠く、洗顔も億劫だった。朝7時から動き出したが、日焼け止めを塗って完了とできたのは10時頃だった。メイクまではできなかった。夫は昨晩の睡眠妨害もよく覚えてはいないようで苛立ちが増した。「またやるのか」と聞いたら「もうしない」と返ってきたが反故にされるであろう。

掃除をして換気をしたく、窓を開けていたが鍵の閉め忘れをしており、帰宅した夫に叱責された。その後はずっとため息をつくだけなので不快感が強かった。長女を夫に任せ次女と寝室に入って服薬した。

耳栓を紛失したのでネット注文していた分が届いた。子どもの声は大丈夫だったが夫の生活音やため息が不快で耳栓をした。不快音がある程度遮られて良かった。

子どもたちと休むころにまた夫が寝室に入ってきて背後から抱き着く等された。ずっとゆっくり眠れないで辛い。眠るには彼を殺すか私が死ぬかしかないと絶望的な気分になった。

 

12日目 3/3 金

朝も起きられず、重怠く、洗顔もできなかった。子どもの支度を手伝うためなんとか動き、長女を送り出したあとは倒れていた。夫は昨夜に続き機嫌の悪いままで何もしなった。次女が起きるまで休息するほかなかった。

次女も病後で機嫌が悪く不機嫌そのままに行動するため私もイライラが強い。次女がドアを強く揺らして遊ぶのに、注意の言葉を掛けるのも億劫になり蹴飛ばして行動を止めた。保育園に預けたいが送迎する体力がなく何もできなかった。児童相談所に相談したいが救済はないであろうから何もできなかった。 育児に関しては無力感が強い。

歯科に行き口内炎の処置をした。帰りに次女を公園に連れて行ったが口内の痛みもあり辛かった。

夕飯は夫の車で出かけて外食にした。夕方には口内炎の痛みも引いたので落ち着いて食事ができた。

 

13日目 3/4 土

夫が出張に出るので福岡空港まで見送った。見送ってのち、子どもたちとお土産物を探し外食するのは楽しかった。夫を見送って帰りは自分で運転せねばならないが、とにかく落ち着いて運転するよう心掛けて事故なく帰宅できた。外出の疲れや運転の緊張もあり、帰宅後はソファに倒れ込んでいた。(娘に起こされた)夕飯はテイクアウトにした。

 

14日目 3/5 日

起床も重怠く、立ち眩みもした。子どもたちの食事を支度し、洗濯などの家事をした。あらかた家事が済んだ後にベランダに椅子を出してそこでコーヒーを飲むと気分が良く、寝てしまっていた。家の中で過ごしていたが、次女が遊びに出たがっていたので夕方に外出した。図書館に行き生命科学系の本や育児関係の本を借りた。子どもの公園遊びに付き添い、楽し気な子どもたちを見ると気持ちが和んだ。

22時頃に服薬して就寝。

 

2週目まとめ

だいたい穏やかに過ごせましたが、口内炎などの障害以外の体調不良や子どもの看病などがあり、疲れやストレスが溜まるに並行してメンタルが荒れる傾向が見られました。

食欲が増しており、体重が増加しました(47kg→49㎏)。運動習慣をつけなければ、と思います。

 

その他症状

希死念慮やイライラ

前回診察のときよりは希死念慮も少なくイライラもあまり感じませんでした。「新しい薬を飲み始めたのだから」というプラセボ効果もあるのかもしれません。

 

睡眠

それなりに順調でした。ビプレッソ服用開始後は日中の眠気も抑えられた感覚があり、一日を通して活動することができるようになりました。

一方で日中に意図しないタイミングで寝てしまうなど、睡眠については傾向がつかめません。

 

処方箋についての相談

ビプレッソ徐放剤50mgの服用で、気分安定効果を感じています。

一方である程度の副作用も体感しています。口渇感や過食など。私としてはやり過ごせる程度の副作用なので、服用を続けても問題はないと考えています。

 

感じている気分安定効果としては以下の通りになります。

鬱・低めの気分

悲観的になりすぎることがなくなりました。自罰や自責の感情が薄れました。

躁・高めの気分

自尊心が取り戻せました。ほどほどに楽しく過ごせています。以前は軽躁気分のときに歌い出すほど気分が揚がりましましたが、そこまで気分が上がることもないです。家族との会話にユーモアも交えて話せています。子どもが私の冗談にのってきてくれるので、なお会話を楽しむことができています。