ほぼ黒ワンピース生活|双極性障害Ⅱ型の治療ログ

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躁鬱混合状態の疎ましさ

これほどまでに己の病に疎ましさを感じることもない。躁鬱混合状態は疎ましい。

躁鬱混合状態、私が双極性障害Ⅱ型の診断時から観察されている症状で、なおかつ主治医が診断を下す決め手でもあった。

根拠のない希死念慮、循環思考、一方で日中の活動は概ね可能で活動的になるときもあり、鬱と躁が入り混じっている。

 

いい気分であるときもある。落ちて落ちて仕方のないときもある。深海魚の気持ちと浅瀬で泳ぐ魚の気持ちとを混ざり混ざりながら感じている。

普段は特に疎ましい、病が憎いと思うことはない。だけどこればっかりは、と思うことに考え至った

 

 

軽躁状態での易怒性、攻撃性ほか諸々の症状のおかげで離婚・希死・何なら相手を(以下略)とネガティブな感情が身体を駆け回り、離婚したらどうなるかを調べ漁り、証拠集めをしまくり、離婚に強い弁護士を探し周り、実際に離婚相談にも赴いた。

結局途中で脱力して、離婚届もシュレッダーにかけて家庭は維持されたけれども。

 

あの頃の状態としては「合理的な判断」ができるだけの思考力や集中力も失われていた。

なおかつ、夫に対しては攻撃的だった。あの攻撃をかわし乍ら離婚届に判を押さなかった夫の胆力に感謝すべきであろうか。彼にも世間体などの障壁があったであろうが

 

そしてふっとフラットになり「多少の不和も飲み込むか」と落ち着き、全ての行動を止め、攻撃を止め、荒れ狂っていた気持ちが凪いで今に至る。

 

お風呂上りの子どもの髪にドライヤーを掛けながら、そういえばあのとき一気に離婚してしまっていたら、経済的に困窮する中でひとり親になり、子どもたちには心配かけまいと必死に育児していたことであろう、ともしかしたらの人生を歩む自分を思い描いた。

困窮と育児の負担と、そして障害と。

 

気分が安定しないこと、各症状の影響が大きく合理的な判断に至れないこと、気分により認知判断・思考力に影響が大きいこと。

それらすべてが私の人生に停滞と困難をもたらす。

 

何と面倒な人生であることか。

 

薬量を増やせば、薬の種類を変たり増やせば、この苦しみも薄れようか。